外反母趾の様に親指は外側に曲がっていないのに、付け根が痛む方がいらっしゃいます。
もし痛風でないのなら、強剛母趾という病気かもしれません。
隆さん(60代男性仮名)は10年ほど前から、左足の親指の付け根に
痛みを感じるようになり、7~8年前から痛みが強くなってきたので、
病院の検査を受けました。
結果は尿酸値が高く痛風との診断で、薬が処方され痛みも消え、尿酸値も
下がりました。
しばらくは足の痛みもひいていたのですが、3年程前から再び痛み出しました。
今度は尿酸値も高くなく、痛風ではないとのことで、途方に暮れた隆さんは
ネットで調べ当センターにお越しになりました。
![](https://yurukakatoaruki.com/wp-content/uploads/2020/03/強剛母趾」.png)
外反母趾は親指の付け根が内側に、指先が外側に曲がっていく病気ですが、
強剛母趾は親指の動きが悪くなり、指先を持ち上げたり反らしたりすると、
ひどく痛むのですね。
![](https://yurukakatoaruki.com/wp-content/uploads/2020/03/IMG_20200329_150044-2.jpg)
外反母趾も痛む方はいらっしゃいますが、一般的に強剛母趾の方が痛みは
強いそうです。
親指の付け根に炎症が起こり、次第に骨が変形して骨棘が出来、
手術の必要が出てくる場合もあるんですね。
それだけではなく、親指の付け根が曲がらないし、痛むことで、
歩いたり走ったりジャンプしたりするのに、非常に制限があります。
つま先立ちも出来なくなり、痛みを避けるような動きになり、身体の
他の部分にまで障害を起こしやすくなるのですね。
強剛母趾は打撲やスポーツ、ハイヒールが原因ともいわれていますが、
スポーツをする方やハイヒールを履く方がみんななる分けではないですよね。
その対処法としては、インソールを入れたり、指先側の硬い靴を履くなどですが、
それではその場の痛みはなくなっても、改善はしてませんよね。
痛い部分ばかり注目してそこを何とかしようと思いがちですが、どうして
なったかその原因を取り除くことをしないと解決はしませんね。
実は外反母趾も強剛母趾も原因は同じなんですね。
間違った脚の使い方で、ご自身の土踏まずを潰してしまい、その安定しない足で
歩くことで、親指の付け根に負担がかかり続けた結果、強剛母趾になってしまったのです。
ただ外反母趾との違いは親指の付け根の関節が硬いために、外反母趾の様には
曲がらないだけなのですね。
ということは、インソールを入れたり、つま先の硬い靴を履いたり、
手術をしたりするのではなく、正しい脚の使い方歩き方をする事で、
強剛母趾は改善していくということです。
当センターでは、足に余計な負担をかけない『ゆるかかと歩き』を指導しています。
アメリカ足病医学に基づいて開発されたこの歩き方で、様々な足の病気が
改善していきます。
隆さんも親指の痛みはひと月もしないうちに無くなりました。
今はたまたま見つけた内反小趾の角度を戻すよう、『ゆるかかと歩き』を続けています。
![](https://yurukakatoaruki.com/wp-content/uploads/2020/03/すっとした脚.jpg)
親指の痛みがなくなれば、思い切ってスポーツを楽しめますね。
ヨガのレッスンで出来なかった、指を反らせるポーズも出来ますね。
歩き方が変わって足の幅が締まってきて、誕生日にプレゼントされたのに
履くのをあきらめていた、大事なあの靴がまた履けるようになりますね。
太ももが張ってパンパンだった脚がスッキリして、友人に「最近脚が
細くなって来たわネ!」なんて言われたりします。
あなたのその親指の付け根の痛み、痛風でないのなら強剛母趾かも
知れませんので、フットケアセンター足立までご相談ください。
一緒に改善できる方法を提案させていただきます。