当センターにいらっしゃる外反母趾の患者さんに、治療経験をお聞きすると、
圧倒的に多いのがテーピングです。
1年間続けてみたけど、効果がないので止めた。
テーピングをやってみたけど、かぶれるので中止した。
ずっとしてないといけないので、面倒になり途中で外した。
などなど、総じて良かったという経験をした方は少ないようです。
中にはテーピングをして、足を紫色に腫らした方もいらっしゃいました。
そんなテーピング治療がなぜ主流になっているのでしょう?
それは外反母趾の曲がった親指の付け根にばかり、目を奪われているからなのですね。
この曲がった指を、何とか元の位置に戻そうとした結果の、テーピングなのですね。
でもこれは、穴の開いたコップに水を注いでいるようなものです。
底からどんどん水がこぼれていくので、いつまでも水を注ぎ入れなくてはなりません。
原因である穴をふさがなくてはいけないのですね!
親指の付け根が曲がった原因は、足病医学の先進国ではすでに分かっています。
それは、間違った歩き方によるオーバープロネーション(過剰回内)だといわれています。
ということは、正しい歩き方をすることで、開いた穴を塞ぎ、水がこぼれなくなるように、
外反母趾が改善していくのです。
1年間テーピングをして、全く変化しなかった方が、当センターで正しい歩き方
『ゆるかかと歩き』を習得して、半年から1年の間に、どんどん改善していくのです。
履けなかった靴が履けるようになった、などは本当によく言われます。
立ち仕事が若い頃の様に楽になったり、人様のお宅にお邪魔したときに、
足を見られても恥ずかしくなくなったなど、様々な声をいただきます。
この様に、外反母趾はテーピングで治るのではなく、その原因である
オーバープロネーション(過剰回内)を正しい歩き方『ゆるかかと歩き』で
治すことで、改善していくのですね。
私の歩き方指導の師である一般社団法人ネイティブウオーキング協会の代表の
中島が、テーピングについてYouTube動画を挙げておりますので、
下に貼って起きます。
ぜひご覧ください。