外反母趾の様に親指は外側に曲がっていないのに、付け根が痛む方がいらっしゃいます。
もし痛風でないのなら、強剛母趾という病気かもしれません。
隆さん(60代男性仮名)は10年ほど前から、左足の親指の付け根に
痛みを感じるようになり、7~8年前から痛みが強くなってきたので、
病院の検査を受けました。
結果は尿酸値が高く痛風との診断で、薬が処方され痛みも消え、尿酸値も
下がりました。
しばらくは足の痛みもひいていたのですが、3年程前から再び痛み出しました。
今度は尿酸値も高くなく、痛風ではないとのことで、途方に暮れた隆さんは
ネットで調べ当センターにお越しになりました。
外反母趾は親指の付け根が内側に、指先が外側に曲がっていく病気ですが、
強剛母趾は親指の動きが悪くなり、指先を持ち上げたり反らしたりすると、
ひどく痛むのですね。
外反母趾も痛む方はいらっしゃいますが、一般的に強剛母趾の方が痛みは
強いそうです。
親指の付け根に炎症が起こり、次第に骨が変形して骨棘が出来、
手術の必要が出てくる場合もあるんですね。
それだけではなく、親指の付け根が曲がらないし、痛むことで、
歩いたり走ったりジャンプしたりするのに、非常に制限があります。
つま先立ちも出来なくなり、痛みを避けるような動きになり、身体の
他の部分にまで障害を起こしやすくなるのですね。
強剛母趾は打撲やスポーツ、ハイヒールが原因ともいわれていますが、
スポーツをする方やハイヒールを履く方がみんななる分けではないですよね。
その対処法としては、インソールを入れたり、指先側の硬い靴を履くなどですが、
それではその場の痛みはなくなっても、改善はしてませんよね。
痛い部分ばかり注目してそこを何とかしようと思いがちですが、どうして
なったかその原因を取り除くことをしないと解決はしませんね。
実は外反母趾も強剛母趾も原因は同じなんですね。
間違った脚の使い方で、ご自身の土踏まずを潰してしまい、その安定しない足で
歩くことで、親指の付け根に負担がかかり続けた結果、強剛母趾になってしまったのです。
ただ外反母趾との違いは親指の付け根の関節が硬いために、外反母趾の様には
曲がらないだけなのですね。
ということは、インソールを入れたり、つま先の硬い靴を履いたり、
手術をしたりするのではなく、正しい脚の使い方歩き方をする事で、
強剛母趾は改善していくということです。
当センターでは、足に余計な負担をかけない『ゆるかかと歩き』を指導しています。
アメリカ足病医学に基づいて開発されたこの歩き方で、様々な足の病気が
改善していきます。
隆さんも親指の痛みはひと月もしないうちに無くなりました。
今はたまたま見つけた内反小趾の角度を戻すよう、『ゆるかかと歩き』を続けています。
親指の痛みがなくなれば、思い切ってスポーツを楽しめますね。
ヨガのレッスンで出来なかった、指を反らせるポーズも出来ますね。
歩き方が変わって足の幅が締まってきて、誕生日にプレゼントされたのに
履くのをあきらめていた、大事なあの靴がまた履けるようになりますね。
太ももが張ってパンパンだった脚がスッキリして、友人に「最近脚が
細くなって来たわネ!」なんて言われたりします。
あなたのその親指の付け根の痛み、痛風でないのなら強剛母趾かも
知れませんので、フットケアセンター足立までご相談ください。
一緒に改善できる方法を提案させていただきます。