症状別ブログ

外反母趾が痛い!それでもハイヒールが履きたいあなたへ

ハイヒールを履くと親指の付け根が痛くて歩けない。

それでも出来れば履きたい、と思っていらっしゃるそんなあなた、

あきらめないで下さいね!

きっと履けるようになりますから。

 

映子さん(仮名60代)もそんなお一人です。

外反母趾の痛みがあるので、普段は負担のかからないぺったんこの靴か

スニーカーにしているので、ちっともおしゃれが出来ないと嘆いていました。

かたや、咲さん(仮名50代)は靴が大好きで、素敵な靴を目にすると、

どうしても欲しくなります。

試し履きして大丈夫と思い、買って後日履いて歩くと、やはりハイヒールは

少し長く履くと痛くて辛くて、そのまま下駄箱の奥に。

そうして溜まった靴がたくさんあるそうです。

 

男でもおしゃれしたい気持ちはあるので、特に女性のおしゃれしたい願望は

強いのですね。

でも外反母趾の痛みを我慢してまで履き続けていると、その痛みが少しでも

出ないようにと、変に歪んだ姿勢や歩き方になっている方がいらっしゃる

のですね。

気づいたときには、膝の痛みで変形性膝関節症といわれたり、腰の痛みやお尻

から脚にかけてシビレが出て、坐骨神経痛の診断を受けたりしてしまうのです。

 

もしかしたら“あなたは”ハイヒールのせいで外反母趾になったと思っていないですか?

実際にハイヒールを履くと痛いという方にしてみれば、そう思っても仕方がない

ですよね。

でもまわりを見回してみて下さい。

ハイヒールを履いていても、痛くならない方、外反母趾にならない方

いらっしゃいますよね。

逆にハイヒールを履かない男性にも外反母趾の方は相当数いらっしゃいます。

とすれば、ハイヒールは本当の原因ではないということです。

 

では本当の原因とは・・・・。

実はアメリカ足病医学では、オーバープロネーション(過剰回内)という間違った

脚の使い方が原因で、外反母趾になると解明されています。

ということは、外反母趾はなにか親指の付け根に負担のかかる、悪い脚や足の

使い方で引き起こされているのですから、正しい使い方に戻せばいい分けです。

 

当院ではアメリカ足病医学に基づいて開発された『ゆるかかと歩き』を指導

していますが、この歩き方を身に付けることで、外反母趾を始めとする足の

悩みはもちろんのこと、身体の様々な症状まで改善していっているのです。

映子さんも咲さんも『ゆるかかと歩き』を身に付けるまでは、まだ痛みが

ありましたが、今では全く痛みはなくなっています。

 

そしてハイヒールですが・・・・・。

『ゆるかかと歩き』をする事で、外反母趾は改善していきますが、

この歩き方はかかとに重心を乗せる歩き方で、ハイヒールを履くと

前側(指側)に重心が乗りますよね。

すると『ゆるかかと歩き』が出来なくなります。

そのためにハイヒールを履いていても、『ゆるかかと歩き』が出来るような

グッズがあります。

下の写真はアメリカ足病医学の観点から作られたインソールで、

ヒールのある靴専用のものです。

このインソールを使うことで、しっかりかかとに重心を乗せて

歩くことが出来ます。

映子さんも咲さんも、これを使って『ゆるかかと歩き』をする事で、

足に痛みを起こさず、外反母趾を再発させることなく、ハイヒールを

履くことが出来るようになりました。

今までスニーカーのため、なかなか出来なかったおしゃれをして、外を

歩くことが出来ます。

下駄箱の奥にしまい込んで、履くのをあきらめていた、あの素敵な靴を

履いて、ショッピングにいくことも出来きるんですね。

ショーウインドーに映る自分の姿を見て、思わず笑顔になりそうですね。

 

外反母趾が痛いのに、無理をして履き続けている方、足だけでなく色々と

弊害が起きて来ますので、早めにご相談くださいね。