当センターに来院される方の中には、インターネットなどで
調べて、足の指を鍛えるのがいいという情報を信じ込まれて、
一生懸命に足指の運動をされている方もいらっしゃいます。
ですが、この足の指を鍛えることで、本当に外反母趾などの
足の病気が改善するのでしょうか?
実は足の指をいくら鍛えても、外反母趾などの足の病気が良く
なることはないのですね。
それどころか逆に悪化させてしまう可能性もあるのです。
ここでは、外反母趾などの足の病気は、足の指を鍛えればいいのか、
ダメなのか迷われている方に、正しい情報をお届けします。
インターネットなどで調べると、外反母趾などの足の病気は、足の指を
使わな過ぎで退化しているので、足の指を鍛えた方がいいと、様々な
運動が紹介されていたりします。
また中には、病院や治療院で勧められたという方も。
主な運動としては、グーチョキパー運動や
Hohmann体操、かかとを
上げるつま先立ちなど。
ですが、そもそも足の指はそんなに退化しているのでしょうか?
急ぎ足や大又で歩くと、必ず足の前側に重心が乗ります。
ましてや外反母趾などの足の病気が多い女性に履かれるハイヒールは、
当然足の前側に重心が乗り、否が応でも指を使う事になります。
![](https://yurukakatoaruki.com/wp-content/uploads/2020/11/ハイヒール多-scaled.jpg)
ということは、使わな過ぎで退化して、足の病気になっているのではなく、
使い過ぎで外反母趾などの足の病気になっているのですね。
そんな足の指を使いすぎて、ヘロヘロになっているところへ、さらに
頑張って運動をしろというのは、あまりに過酷すぎます。
まるで傷口に塩を擦りこむようなものですね。
恐ろしい!
ですから、外反母趾などの足の病気で足の指を鍛えるのは、
やめた方がいいのです。
使い過ぎなのですから、むしろ休むことの方が必要です。
ただし、休んでいるだけで、外反母趾などの足の病気が改善する
わけではありません。
それはオーバープロネーション(過剰回内)という脚の間違った
使い方により引き起こされていますから、その間違った脚の使い方、
歩き方を変えなければなりません。
当センターでは、アメリカ足病医学に基づいて開発された、
【ゆるかかと歩き】という、正しい歩き方を指導しています。
この歩き方を身に付けることで、かかとに重心を乗せて歩くことが
出来るようになり、外反母趾などの足の病気が改善していくのです。
私の歩き方の師でもある、一般社団法人ネイティブウオーキング協会の
代表である中島が、さらに詳しい動画をYouTubeに挙げていますので、
どうぞご参考にして下さい。